展示レポート「第二回ピンぼけ写真選手権」

2021年になって、5回目の展示レポート。
今回は写真企画室ホトリさんの恒例公募展となりつつある「第二回ピンボケ写真選手権」です。
お越しいただいた皆さん、一緒に展示された皆さん、そしてホトリのsaorinさん、ありがとうございました
第一回に引き続き、第二回も参加できたことを嬉しく思います。

文字通り、ピンぼけ写真(ブレもok!)ばかりを集めた写真展。
”ピンぼけ”って、いわゆる失敗写真なのですが、これだけ集めると、本当に失敗なのかどうか、とある意味、写真に対する概念が揺らぐ写真展です。
この楽しさに魅せられて、第二回も引き続き参加することにしました。
ちなみに前回、「ナイスピンぼけ大賞」を受賞したので、ディフェンディング・チャンピオンとしての参加です(と思っているのは本人だけw)。それなりにプレッシャーは感じてましたw
って、言うか、ピンボケ写真ってあることはあるのですが、なかなかセレクトが難しいのですよ。
自分の場合、あえてボカして撮影するのは、あざとくなりすぎってしまうんですよね。
かと言って、ただピンボケなのは面白くないし、なんとなく良い感じのピンぼけって自分の中で納得できないと言うか。

そんな中、出した写真はこちら。

タイトルは、「不本意なセルフポートレート」。
結局、今回も出オチ系おもしろ写真ですw
えぇ、間違ってボタン押しちゃったんですよw
この背景や収まり方が決して狙って撮ったわけではないことがわかりますね。
そして、日付w
はい、フィルムでの撮影ですね。フィルムだとデジタルと違って1枚1枚大切に撮るとかなんとか言いますが、そんなことはない、ってことがわかりますね。
ご覧になった方々からは概ね良いリアクションをいただきました。
いただいた感想はテクニカルなことではなく、「絶妙な顔の入り方」とか、「狙って撮れるものではない」とか、「一体どう言う状況で撮ったの?」とか、写真そのものやこのシチュエーションを楽しんでもらえたようです。見た目はあっさりした感じではありますが、意外と情報量があって、一度見ると気になって仕方がないというか、つっこみたくなる感じの写真なのかな、と思っています。
写真論を語るよりも自分の写真の周りで皆さんに笑顔でわいわいしてもらえるのって楽しいですね。
見た人が笑顔になる写真ってこんな感じなのでしょうかw

なお、今回はオーソドックスな額装で展示しました。

オーソドックスであるからこそ、「こんな写真をわざわざ額装する?」という馬鹿馬鹿しさが出せたと思います。またマットのおかげで、窓枠から顔を出しているような雰囲気になって、面白さをちょい足しできたかな、と。
実際、そう言う感想もいただいたので、嬉しかったですね。

で、一体、この写真、どんなシチュエーションで撮ったの?って質問をいくつかいただいたのですが、何しろこんな写真なのでまったくそれを覚えていませんでした。
でも、見た方からの指摘で、日付から探したところ、この写真をiPhoneで撮影したときに撮れちゃったものであることがわかりました。

そして、当日のGPSログから、場所は近所のスタバであるってこともわかりましたw
いやー、アナログとデジタルの融合ですねw

そんなわけで何が言いたいかというと、撮った時は失敗と思っていても取っておけばいつか使う日が来るかもよ、ってことです。
第三回もきっとあると思いますので、それにも参加したいと思っています。
おもしろ写真が続いたので、その時までに、ピンぼけを表現とした写真を撮れるようになっていたらいいなぁ。
ちなみに連続大賞受賞とはなりませんでしたw

【第二回ピンボケ写真選手権】
・会場:写真企画室ホトリ(浅草橋)
・会期:2021//4(日)~7/11(日) 

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