展示レポート「ことしのさくら」

毎度、遅めの展示レポート。
今回は、「ことしのさくら」です。

告知記事でも書いた通り、roonee 247 fine artsさんの恒例公募展です。
気がつけば、初めて参加してから、10回目の参加となります。
毎年、もうネタは尽きた、と思いながら、いざ桜が咲き始めると、「ことしのさくら」のことが頭から離れず、なんとか撮って参加していますw

今回、出展したのはこちら。
ポートレートを1点です。モデルは猫都りささんです。

「桜、そのもの」ではなく、「桜の季節」を映した写真になったと思います。
また、ポートレートとするなら、もっと顔を映した写真のほうがいいように思えますが、敢えて、この横顔の瞬間をセレクトしました。
撮影に当たって、「桜を見に、朝、散歩しに来た女の子」とイメージを考えていました。
目線がカメラに無いことから、同じく桜を見にきた人が橋の上から桜を眺めていると、ふとその女の子が視界に入ってきた。そんな、同じ桜の下で、人々が交差していく瞬間のような写真になったと思っています。

また、猫都さんは春コートを着てきてくれたのですが、これが本当にいい感じでしたね。
「桜=春=暖かくなってきた」みたいな印象がありますが、実際、桜の咲く時期ってまだまだ寒いんですよね。「春コート」がそんなことを思い出してくれる大事な情報となったように思えます。あ、展示では、横顔で引いた写真をセレクトしましたが、猫都さんをどーんと可愛くとった写真もいっぱい撮っております。そちらはおいおいアップしますw

蛇足だと思いつつ書いてしまうのですが、割とこの写真の構図が気に入っています。かつ、この横顔と顔の角度によって、見る人の視点の誘導ができたと思っています。
ゲスト作家のHIROMASAさんに、セットアップ的に撮影したの?的なことを聞かれましたが、その辺のことがセットアップ的に見えたのかもしれません。
自分でいいな、と思っていたところが伝わっていたようで嬉しかったですね。

ちなみに額装はこんな感じ。

マットは薄めの水色。桜と青空は非常に相性がいいのですが、今回の展示作品は青空がないので、マットの水色でちょっと補完する意味と川に流れる水をイメージしつつ主張しすぎないようにと、この色を選んでみました。

ということで、今回は、いつも以上に解説してしまった感じもありますが、まぁ、この辺で。
たぶん、来年も「ことしのさくら」は開催されると思います。
来年こそは、「ゴザの会」(*)があったらいいな、と願いながら、来年の桜の季節を待つことにします。

(*)「ゴザの会」ってのは、桜の写真いっぱいのギャラリーにビニールシートを敷いて、お花見気分で写真を楽しもうという会でして、期間中の土曜日の夕方に行われていました。

【lことしのさくら】
・会場:roonee 247 fine arts (小伝馬町)
・期間:2022/5/17(火)〜5/22(日)

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