展示レポート「Love SNAP!」

今回のレンジレポートは、毎度お世話になっているNADARさんの「Love SNAP!」。
スナップ写真の写真展です。
ゲスト作家が山本春花さん、ってことで、あの山本さんと一緒に展示できるならば!と後先考えずに申し込んでしまいましたw

テーマがあるようでないような展示ってことで、どのような展示にするのか・写真のsレクトはどうするのか、いつも以上に悩みました。
自分の中では、スナップらしい写真ってデジタルよりもフィルムのほうかな、と思ってはいました。
一方で、すっかりフィルムで撮らなくなった現状、フィルムでの写真を出す意味はあるのだろうか・・・。
なんて考えながら、写真を眺めていたら、フィルムで撮っていたのは、パンデミック前が多いなぁ、と。
なので、今この時期に、自分なりのパンデミックの総括をしてみても良いかな、との考えに至り、毎度のごとく物量作戦で展示することにしました。
その辺の気持ちを次のようにタイトルとキャプションにこめてみました。自分としては、なかなか良い感じで書けたと思っていますw

あの頃の話をしよう

一時期、安いコンパクト・フィルム・カメラにハマっていた。
撮る瞬間しか自分でコントロールできないところが好きで、何を撮るのではなく、撮れてしまった面白さを楽しんでいた。
子供が河原で拾った石を意味なくお菓子の缶に入れて集めるように、どこに出すわけでもない意味のない写真を集めていった。
そんなことをしている間に、パンデミックが訪れた。
在宅勤務が増え、現像に出していた店の閉店時間が早くなり、なんとなくフィルムを現像に出すのが面倒になって、そのままフィルムを撮ることがなくなってしまった。
スナップ写真ってなんどう?ってよくわからないけど、無駄が詰まった宝箱(アルバム)から、写真を一握り引っ張り出して、あの頃の話をしようと思う。

展示は、こんな感じでした。サイズは2Lです。
なお、枚数が多いので写真一枚一枚のアップはしません。

今回は、展示の仕方をちょっと工夫してみました。
NADARさんは、作品を壁に釘やピンで留めるのではなく、マグネットで止める方式となっています。
ただ、プリントをマグネットで止めるだけではつまらないので、自分の部屋の壁にピン留めしているような雰囲気にするため、まずはプリントを平形のマグネットで留めて、ダルマ型画鋲のピン部分を切ったものを、そのマグネットの上に付けました。
うーん、文章で説明するのは難しい。そこの部分だけ、写真を撮っておけばよかった!

そんなわけで、いただいたご感想からもそれなりに手応えを感じることができたし、山本さんとも少しお話しできたし、で充実した展示でした。

【Love SNAP !】
・会場:NADAR東京
・期間:7/23(水)〜8/3(日)月・火休廊

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