写真展レポート「錆と廃墟展 vo.4」

これまた遅くなってしまった展示レポート。
写真企画室「ホトリ」さんの公募展「錆と廃墟展 vol.4」です。
毎度のことですが、お越しいただいた皆さん、RTなどで告知にご協力いただいた皆さん、ありがとうございました。そして、一緒に展示した出展者のみんな、お疲れ様でした。

告知のほうでも書いておりますが、ホトリさんの公募展には初めての参加となります。しかし、他の出展者が普段結構一緒に展示していたりするメンバーだったりしてw 自分にとっては、初めてだけど初めてじゃ無いようなそんな感じの初参加でした。

普段、「質感をキャプチャーするように撮りたい」と思っている自分にとっては、以前から、チャレンジしてみたいと思っていた公募展でした。「質感」と言うことで、どちらかと言うと「錆」を写して、廃れていく感じや浸食を感じを出したいと思って、この写真をセレクトしてみました。

会期中、ご覧いただいた方には、「これはなんですか?」と聞かれることが多かったのですが、これは自動車のドア部分です。自動車全体も撮っていて、自動車が置かれている周辺が廃墟っぽい場所であることも写っているのですが、説明がくどすぎるように思って、一部を切り取ったカットをセレクトしてみました。
付属したボディからシャーシが露出している。この雰囲気が、まるで動物の死骸ををイメージしているように思えて、「skin and born」としてみました。

そして、今回、特に書きたいことは額装のこと。
額装はよく小伝馬町にあるroonee 247 fine artsさんにお願いするのですが、今回もrooneeさんにお願いしました。
額装に保守的な自分は大抵マットは白系にするのですが、まぁ、今回は作品的に黒かなぁ、と考えていました。
スタッフさんに作品と見てもらって、展示のテーマとか話した上でマットをどうしようか、となったところ、このマットを提案していただきました。その額装した状態がこちら。

これ、いいでしょ!。インパクトがあるけど、マットが浮くことがなく、すごく作品にマッチしていて、見やすい。マットの窓の大きさもスタッフさんの判断で通常よりちょっと大きめ(=プリントされていない部分が広めに見える)になっているのも効果的。最初は、「初めての参加する公募展だから、額装は冒険しちゃおう!」と勢いの部分もあったのですが、実物を見たら、想像していた以上の仕上がりになって、嬉しくなりました。rooneeさん、ありがとうございます!
いただいた感想では、この額装を評価していただけるものも多く、大大大成功でした。

そんなわけで、自分的には初めての公募展で楽しく展示することができました。
「錆」もなかなか素敵なモチーフだと思いますので、これからも撮りためていこうかな、と。次回の「錆と廃墟展」があったらまた参加してみたいと思っています。

【展示データ】
「錆と廃墟展vol.4」
・会場:写真企画室ホトリ
・期間:2020/1/19(日)~26(日)

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