展示レポート”つい撮ってしまうもの展vol.1「光」”

だんだん遅くなる展示レポートですが、今回は気がつけば、終了してから既に1ヶ月も経ってしまっていました。記録更新ですね。
まぁ、誰も待っている人はいないと思いますがw
と言うことで、お越しいただいた皆さん、一緒に展示された皆さん、ありがとうございました。

今回お題は、”光”。
”つい撮ってしまうもの”の筆頭ですな。
最初は、出展するかどうかかなんり迷いました。
本当に当たり前のような写真しか選べないのではないか?と。
でも・・・。
”光”そのものを撮った写真なのか。それとも”光”を感じさせるような状況を撮った写真なのか。
そんなことを考えていたら、これは出さなければ、と思い、出すことにしました。
なお、これはこじ付けエピソードです(笑
今回は、撮り下ろしではなく、今まで撮り溜めていた写真の中からセレクトすることにしました。
「光」をキーワードに今まで撮影した写真を見直して、選んでは外し、選んでは外し、を何回か繰り返した結果、展示した写真はこちら。

タイトルは「街の波面(Boundary condition)」。
ビルの外壁工事で、メッシュの工事用シートで養生されているところです。
陽の光の反射、ビル内の照明の光や壁の模様の透過、そして無反射でシート自体の質感が見える領域。
たるんだシートの皺が波面に見えて、その中にさまざまな光の情報や性質が含まれているところが面白な、と思ってこれを選びました。
ちなみに、実はこの面白さって撮った時には気づいていなかったりします。
ゆえに、今までSNSとかには出してしませんでした。
改めて、この展示に出すために「光」を意識して見直した結果気付きました。
なんとなく撮っただけで埋もれていた写真が、言葉を与えられて、こうやって確信を持って世に出せる。
テーマのある公募展ってこう言うことが面白いんですよね。
なお、”Boundary condition”とは”境界条件”と言う意味で、自分が撮りづづけている光の反射や透過を写したシリーズだったりします。

そして、展示はこんな感じで。

なんとシルバーのマットです!
毎度のroonee 247 fine arsさんでの額装です。
額装の相談をさせていただいたところ、このマットをご提案していただき、おもしろそうだったので、使ってみました。
少し派手になってしまうかな?とも思っていたのですが、意外と落ち着いた感じに仕上がっていて、マット自体もギャラリーの照明が反射して、「光」を表現できたと思っています。

今回も他の出展者の方の作品もとても見応えがありました。
正直、自分も含めて、”つい撮ってしまう写真”=”ありがちな写真”になってしまうのかな?とも思っていたのですが、そんなことはなく、本当にバリエーションよ豊富な展示で、つい撮ってしまうからこそ、普段のその人の視点というものが強く出てしまうのだなぁ、と楽しめました。

今後も”つい撮ってしまうもの展”は続くようですので、またチャレンジしてみたいな、と思っています。

【つい撮ってしまうもの展vol.1「光」】
・会場:NADAR(南青山)
・期間:2022/2/23(水)〜3/6(日)

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